昨日は「犯罪のない安全で住みやすいまちづくり推進本部」の総会がおこなわれた。

福岡市における犯罪の認知件数は、平成14年をピークに年々減少傾向にあるようだが、平成22年の刑法犯の認知件数(暫定値)を、人口千人当たりの発生件数でみると、19政令市のなかで、ワースト3位ということである。重点対象罪種においては強制わいせつ等が3位であり、その中の凶悪犯罪である強姦については1位という事態であるようだ。実に恐ろしい限りである。また平成22年ワースト5位以内の重点対象罪種(暫定値)をあげると、

自転車盗 2位/オートバイ盗 1位/自販機ねらい 2位/強制わいせつ 3位/

空き巣 3位/ひったくり 5位  

※強制わいせつ等には「強制わいせつ」と「強姦」を含む

福岡市の過去20年間の刑法犯認知件数の推移をみると、平成14年の168,190件のピークから年々減少し、平成22年は27974件となっている。それらの取り組みとして、警察の日頃の努力もさることながら、防犯カメラの普及や市民・地域が結成する自主防犯団体の活動も大きく影響しているという。約240もの活動団体が存在するようである。世界的に見れば安心安全かもしれないが、そのような課題もあることを皆さんにお伝えしたい。