2月を迎えた。このスピードでいくと2011年も瞬く間に終わってしまうのだろう。一日一日を大切に動いていきたいと強く思う。


さて、昨日はシンガポールのE氏、元ゴールドマンサックスで現在シンガポールにて活躍されている投資会社のK氏が来福していた為、ランチミーティングをおこなった。E氏はシンガポール政府の、日本でいう経済産業省にあたる機関に属し、日本・韓国の企業誘致担当の為、福岡へ来ているのである。また優良企業に対しては企業への投資までをおこなう準備もしているというではないか。そこでアジア経済協働推進委員会の担当副理事長の青柳君、委員長の藤君らも参加してもらった。様々な話で盛り上がり、9月におこなう予定のFUKUOKAフォーラムにおいて、企業マッチングのような事をやろうという話までは進んだが、とにかく1回シンガポールに来いというので3月位にはツアーを組んで行ってみようと思っている。

(参加者募集/担当:山下理事長補佐)


シンガポールは人口約500万、国土面積は淡路島と同じくらいの規模である。

しかし、世界で一番といわれるチャンギ空港をはじめ、世界の金融センターの中でもアジアでいうと東京、香港に次ぐ力を誇り、世界でも最も競争力がある国として注目を集めている。税制面をはじめ様々な魅力ある政策を打ち出している非常に興味深い国である。

ビジネス都市として確立したものの、昨今では観光施策にもダイナミックな動きを展開している。セントーサ島のユニバーサルスタジオをはじめ、ここまでやるかという建物物のマリーナ・ベイ・サンズのカジノなど開発に勢いを増している。

それらは香港のディズニーランドやマカオのカジノに遅れを取るまいという動きではないだろうかとも考えられる。しかし、それらの動きを見ると、日本は次々に遅れをとっていると残念ながら懸念してしまう。日本では様々な問題点や障害などもあるようだが、国にとっても財政立て直しに有効な手段ではないだろうかと思うのであるのだが・・・

いずれにしろ、シンガポールは国外をマーケットとして捉え国づくりをおこなってきた事は明白である。

私たちも企業人としてそのような外へ向ける視点を持つべきだと思っている。

また、まちづくりをおこなう中では、世界から訪れる人々に喜んで頂ける仕掛け(ビジネス面・観光面)を私たちは創造していかなくてはならない。

私は、以前からアイランドシティ市街地コースのF1を企んでいたが、2年前より開催されているシンガポールGPは、なんと民間人が声をあげて現実のものとなったようである。そのような大風呂敷を広げる事を最も得意とするのが福岡JCではないだろうか。しかし、広げる時はそれ相応の覚悟をもって広げよう。絶対に諦めないネヴァーギブアップの精神で、必ず「まち」の為になるんだという揺ぎ無い信念をもって。

そのF1の話をE氏にすると、今年のシンガポールGPの決勝は私たちが開催を予定している福岡フォーラムの翌日にあるそうだ。なんとか強行スケジュールで行ってみようと思う。


そんな楽しいランチミーティングを終え、夕方からの臨時正副、常任理事会を滞りなく終えて、懇親会で水炊きを皆で食べ尽くした。余談ではあるが、山本常務理事は米焼酎をこよなく愛している事が判明した。本人は飲めないと豪語していたが自白したのである。

そんな楽しい懇親会も中締めをし、参加していた49年・50年早生まれの面々が珍しくも同級生繋がりで飲みに行こうとなったようで、中洲のまちに消えていく姿を見届け、残った私たち数人はシンガポールのE氏を誘い長浜の屋台にお連れした。そんなこんなで一日が終わった。