コンベンションビューロー
昨日は正副理事長会議がおこなわれる前に、(財)福岡観光コンベンションションビューローの方が、本年、私が評議員に就任するということで、そのご挨拶にわざわざお越しいただいた。その名のとおり福岡で大規模な会議やイベントなどを誘致、また開催支援をおこなっている組織である。福岡JCでも2004年の世界会議でお世話になるなど、古くから福岡JCとの関係も深い。ご存知の方も多いと思うが福岡市は都市別国際コンベンション統計で開催件数、全国2位の座を占めている。以前は3番手か4番手だったと思うが横浜、京都を抜いて堂々の2位である。その理由として福岡には大学が多く、九州大学をはじめ各大学の国際会議の開催意欲が非常に高いという事、またアジア関連の国際会議も多いようであるが、やはりコンベンションビューローをはじめとする官民挙げた日々の活動がその効果をもたらしているのであろう。「アジアからの距離が近い」「コンベンション施設や宿泊施設が充実している」などという利点が選定理由に挙げられているようだ。
私たち福岡JCでもアジアからの誘客を推進する委員会を本年つくらせてもらっている。アジアからの誘客には全国の幾多もの都市が戦略をたて実行に踏み切っている。この現在の状況に甘んじることなく、今以上に国内外から多くの観光客やビジネスマンが訪れる他都市に負けないアジア交流首都宣言(2010年福岡JC作成の都市ビジョン)に基づくその一歩を踏み切り、ひとつずつ突破していかねばならない。
しかし一番大切なのは何よりも、そこに暮らす「人」であるだろう。まずは私たちが率先してホスピタリティ精神溢れる行動をしていく事を心掛けよう。困った外国人がいたら「May I Help you?」若しくはストレートに「どうしたの?」と一言聞くだけでいいのだ。互いに言葉が解らなくても意思の疎通は必ず出来るものだ。異国の地で親切にされると必然的にその国、その都市が好きになるのは当然の事である。JCでは大きなビジョンを掲げる事も大事だが、そのような小さなアクションもまた大切だと思う。